研究紹介

注意とは?

視覚用語に『注意(attention)』というものがあります。
我々は今何かを見ていたとしても、周辺の視界で何が起きているのかわかることができます。例えば、パソコンの画面を見ながら、机から転がり落ちそうになるペンを視界の隅で捉え、ペンをキャッチすることが出来ます.つまり,画面を見ながら注意をペンに向けていたということになります.
このように、我々が実際に見ている方向と注意は別の方向に向けることができます。
では、注意がどのように視覚の知覚に影響しているか、簡単なデモをご覧ください。
下のデモでは、赤い円が提示された後、線が表示されます。線はどちらからどちらの方向へ伸びたように見えますか?



赤い円が提示された方向から、離れる向きに線が伸びたように見えたのではないでしょうか?
しかし、実際は
  赤円(左) → 黒線 → 赤円(右) → 黒線
のように提示されただけで、実際に線が伸びたわけではありません.
これは、最初の赤円が提示されることにより、注意がそちらの方向に向いたため、注意を向けた方から離れる方向へ線が伸びるように知覚されてしまったために起きた現象です。
つまり、注意を向けた方向は知覚の検出が早くなる、ということがわかります。


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