研究紹介

Contextual Cuingを用いた無意識学習に関する研究

 下のような画像の中から,左右に回転している‘T’を見つけ,その回転方向を答える課題を考えます. 様々なパターンの画像の中に,何度も繰り返して提示されるレイアウトが含まれていると, その目標の検出は,初めて見るレイアウト中の目標よりも,検出が早まることがわかっています

課題
2つのグループを同じ数混ぜて提示し,1枚ごとに目標の方向を答えます

・Known Group(繰り返し使用されるレイアウト)
Pattern APattern B

・Novel Group(毎回ランダムに配置されるレイアウト)
  ......


 このような課題を行うと,繰り返しのレイアウトと,新規のレイアウトに探索時間の差が現れてきます. 目標(‘T’)と,妨害物(‘L’)を含んだ全体のレイアウトから目標物の位置の関係を学習したために, この差が現れたと考えられます.
 また,実験が終わった後,観察者にKnown Groupのパターンを覚えていたかテストしたところ, 観察者全員が意識的に覚えることをできていなかったことがわかりました. つまり,検出時間の差は,無意識的な学習によって生まれたことが示されました.

 そしてChunら(1998)は,この学習を生む効果を文脈手掛かり効果と名付けました


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